「なぜ療養型それも介護保険適用のものにしたのですか?」
よく聞かれる質問です。「そこに必要があったから」と私達は答えます。
「どんな病院ですか?」
と聞かれれば、「自分が高齢者になった時に入りたい病院を目指しています。自分がしてほしい事は人にもしてあげたいし、してほしくない事は人にもしたくない。」と答えます。
高齢者介護の基本は離床促進にあります。まず起き上がる。お話ができる。笑顔が見せられる。美味しく食べられる。入浴や家族との団欒、外出もできる。そんな療養生活を送ってほしいと思います。そして何より大切なのは、介護を受ける患者様自身が毎日を楽しいと思える事です。
これまでの介護業界では、「寝たきりになったら歩けない」「褥瘡(じょくそう)ができたら治らない」「経管栄養チューブを留置されたら、口から食べられない」などが常識でした。もしかしたら、これらの常識はまだ多くの人が持ち続けているかもしれません。たしかに、殆どの人が必ず治るとはいえないこの分野で、「諦めて下さい」という方が説得力を持っているでしょう。しかし、長年の経験の積み重ねから高齢者医療のノウハウを取得してきた京浜病院では、前述の常識を覆すような発見と体験をしています。
- 寝たきり状態で入院してきた患者様が歩けるようになった。
- 入院時にあった褥瘡(じょくそう)が治った。
- 経管栄養チューブや胃ろうを留置していても、口から食べれるようになった。
- 認知症で暴言暴力・介護への抵抗や転倒を繰り返していても、穏やかで笑顔になった。
- 意識障害があっても意思疎通が取れるようになった。
確かにこれらの経験は全体の少数かもしれません。しかし、事実は事実、高齢者といえどもまだ回復治癒するのです。それには理由があります。今まで軽視してきた栄養障害を徹底的に治療し、難解といわれる精神神経治療を行い、感情面を重視したリハビリや介護を行い、イベントなどを実施して入院生活とかけ離れた非日常的な体験をして頂くことで、今まで見られなかった意識の回復や意欲改善が見られるようになるのです。
我々はまだ研究を続けています。もっとやるべき事があるからです。京浜病院を選んで下さった患者様とご家族が何を望んでいらっしゃるか、それに応えたいと日夜考え続けています。患者様・ご家族様に笑顔を取り戻して欲しい。そして、「この病院は楽しい」の一言を頂けたらと心より願っています。これからも宜しくお願い致します。
略歴
| 学歴 | |
|---|---|
| 昭和52年 | 慶応義塾大学医学部卒業 |
| 職歴 | |
| 昭和52年 | 東京大学医学部脳神経外科学教室入局 |
| 昭和52年 | 東京警察病院脳神経外科勤務 |
| 昭和53年 | 都立荏原病院脳神経外科勤務 東京大学医学部付属病院脳神経外科勤務 都立荏原病院脳神経外科勤務戻る |
| 昭和55年 7月 | 自衛隊中央病院脳神経外科勤務 |
| 昭和59年 4月 | 寺岡記念病院(広島県芦品群)脳神経外科勤務 7月 京浜病院勤務 |
| 昭和60年 | 新京浜病院院長就任 |
| 平成4年 | 京浜病院院長就任(現在に至る) |
| 平成12年 | 4月より、医療法人社団京浜会設立 常務理事就任(現在に至る) |
| 主な公職 | |
| 平成14年 | 東邦大学医学部客員講師(平成14年~) |
| 平成20年 | 荏原病院運営協議会委員(平成20年~) |
| 平成22年 | 社団法人蒲田医師会副会長(平成22年~) 大田区地域密着型サービス運営協議会委員(平成22年~) |
| 資格 | |
| 昭和52年 | 医師免許 |
| 昭和58年 | 日本脳神経外科学会認定専門医(評議員) |
| 昭和62年 | 東京大学医学部より医学博士授与 |
| 平成元年 | 身体障害者福祉法診断指定医 |
| 平成10年 | 介護支援専門員 |
| 平成12年 | 日本医師会認定産業医 |
| 平成18年 | 厚生労働省の定める認知症サポート医 |
| 平成19年 | 東京都介護支援専門員専門研修(専門研修課程1)修了 厚生労働省の定める、かかりつけ医認知症対応力向上研修 修了 |
| 平成20年 | 同上 |
| 平成21年 | 平成20年度東京都身体障害者福祉法第15条指定医講習会受講 厚生労働省の定める認知症短期集中リハビリテーション医師研修会 修了 |
| 平成22年 | 日本慢性期医療協会認定研修 修了 |
| 業績 | |
| 発明 | 頭蓋内圧測定装置(日本光電社製) 1/fゆらぎ低周波治療器(日本メディックス社、学研社製) 海水製富ミネラル補液の作成法 |
| 研究 | 頭蓋内圧測定装置の開発、最適制御理論 脳梗塞予防法としての抗血小板薬療法と血小板凝集能測定 老人性痴呆に対する薬物療法 高齢者における微量元素不足解消の意義 |







